この記事は、2016年5月15日に更新の、祝 ついに「笑点」50周年&満50年! 5月8日の放送では座布団10枚も達成していた!の続きで、5月15日に放送された笑点50周年記念スペシャルの内容となります。
さてさて、5月15日に午後17時~午後18時まで1時間にわかって、笑点50周年記念スペシャル「歌丸師匠勇退前に…50年分の歌丸事件簿まとめ」というタイトルで放送されました。
そこでこの記事では、5月15日に放送された笑点50周年記念スペシャルの内容を私なりに振り返ってみることにしました。
では、以下より笑点50周年記念スペシャル「歌丸師匠勇退前に…50年分の歌丸事件簿まとめ」を内容別に振り返ってみることにしましょう。
●50周年記念口上
司会の桂歌丸さんをはじめ、笑点メンバーが50周年を記念するとともに、新たな決意を込めたごあいさつを行ないました。
●笑点50年分の歌丸まとめ①
座布団10枚獲得の歴史
このコーナーでは、司会の歌丸さんと笑点メンバーに加え、司会進行役に、日本テレビアナウンサーの水ト麻美さんが登場し、笑点50年の歴史を振り返るとして行なわれました。
私のブログでもう何度も書いていますように、桂歌丸さんは唯一「笑点」の第1回目から出演されています。
もちろん、笑点メンバーとして過去に何度も座布団10枚を獲得していました。
そこで、まずは座布団10枚獲得の歴史ということで、次に挙げる放送日のVTRが流れました。
2001年8月12日に放送
三遊亭小遊三が、見事座布団10枚を獲得。
賞品は「2001年宇宙の旅」ということだったが、実際に贈呈されたのは2001円の府中市による白い足袋だった(2001年府中の足袋)。
1999年12月12日放送
林家木久扇(当時林家木久蔵)が座布団10枚を獲得し、幼稚園の1日園長に。
園児の前で落語も披露した。
2001年12月16日放送
三遊亭円楽(当時三遊亭楽太郎)さんが座布団10枚獲得。
賞品は、司会の三遊亭圓楽さんの似顔絵が入った笑点特製のスノーボードが贈られた。
それを見た楽太郎さんは、次のように一言。
「これ、歌丸師匠にしてくれるとよく滑るんですよ」
2014年11月16日放送
三遊亭好楽が座布団10枚を獲得したことで、日テレの永久無料の社員食堂利用カードを贈呈。
限度額は無期限で、有効期限は死ぬまで。
しかもこのカードは、好楽だけでなく、好楽の家族やお弟子にも適用されるという。
これらの名場面がVTRで流れた後、まだ笑点メンバーだったころの歌丸さんの、座布団10枚獲得の場面が紹介されます。
この場面が紹介されたことで、ナレーションでは「座布団10枚獲得すること、なんと13回」と、大喜利メンバーだったころの歌丸さんは、過去に座布団10枚を13回獲得していたことが明らかとなったのでした。
座布団10枚獲得の賞品や特典は、賞品名や特典のタイトルを裏切るようなユニークなものばかり。
VTRでは以下の場面が紹介されていました。
1983年10月23日放送
歌丸さんと木久蔵さんが2人で、皇居を1周するマラソンを行なう(スターターは林家こん平)。
1987年11月22日放送 地下鉄の車内に、歌丸さんの中吊り広告と、歌丸さん本人も乗り、座席に座っていた。
当然、その車両に乗ってきた親子連れの乗客は、「キャッ!やだ!歌丸さん」と驚いていた。
1989年5月21日放送
超豪華客船「クイーンエリザベス2」に、歌丸さんが妻の富士子さんと一緒に夫婦で乗船。
夫婦水入らずのひとときを過ごしていた歌丸さんは、
「他の人が経験できないようなことができたんですから、私たちは幸せですよ」
と言うと、妻の富士子さんも、
「ありがとうございました」
と言って感謝の言葉を述べていた。
さらに、歌丸さんが初めて座布団10枚を獲得したときの貴重な映像も公開されました!
それは、1975年9月7日放送の「笑点」で、1ドルがおよそ300円だった時代に、飛行機でアテネ空港に降り立ち、ギリシャ訪問をした歌丸さんの姿でした。
しかもその格好は、皇居1周マラソンで見たランニングに短パン姿。
ナレーションによると、はるばるとギリシャを訪れた目的とは、聖火マラソンだったのでした。
歌丸さんは聖火リレーで使用される聖火トーチ(もちろんレプリカ)を持ちながらアテネの街を駆け抜け、最後に向かった先は、なぜか海岸。
トーチを持ったまま海の中に入ると、次のカットでは、歌丸さんが海で泳いでいた場面が映し出されることに。
ナレーションでは、「そのまま日本まで泳いで帰ったとか、帰っていないとか」で締めくくられていました。
VTR明けには、座布団10枚を獲得の賞品や特典の中で、いちばん印象に残っているのはアテネであると話していた歌丸さん。
さらに、笑点メンバーの中で、これまで座布団10枚を多く獲得しているのは、林家木久扇さんの16枚であったことも明かされたのでした。
笑点50年分の歌丸まとめ②
かぶり物の歴史
大喜利の名物である「かぶり物」。
中でも歌丸さんはもっともかぶり物が似合うと言われていました。
特に、大喜利メンバーのころだけでなく、笑点の司会としても、お題で女性もののかつらをかぶったときは、観客もゲラゲラ笑うほど面白かったりしますからね。
そこで、「歌丸のかぶり物傑作選」と題し、次のようなタイトルで歌丸さんにおける大喜利でのかぶり物がVTRで紹介されたのでした。
小学生の男の子
幽霊
オニババ
マジシャン(黒いハット)
坊主
バスガイド
オニ(鬼)
気弱な力士
宇宙飛行士
花嫁
殿様
お釈迦様
ナース
オニ嫁
お月さま
オオカミ
天使
冬将軍(真ん中に「冬」という立体的な文字が入った兜)
さらには、過去には笑点特製の「桂歌丸写真集」を出していたことがわかり、その中から、
淑女
箱入り娘
プリンセス
と題した3枚が紹介されることに。
しかも、この3枚の写真は「かぶり物の歴史」のコーナーでも紹介されたのでした。
笑点50年分の歌丸まとめ③
史上最古の映像
50年の歴史を誇る笑点ですが、残念ながら放送開始当時の映像は残っていないとのこと。
そこで、日テレに唯一残っていた、史上最古の笑点の映像は、1973年8月26日放送の、日本テレビ開局20周年特番「笑点まつり」であったことがわかったのでした。
「笑点まつり」は、いつもの後楽園ホールから場所を移し、浅草の浅草寺からの放送となっていました。
番組の内容としては、浅草寺本堂内で行なわれた、演芸界の方々や一般の方々も大勢かけつけた中で行なわれた、日本で珍しい「座布団供養」が行なわれることに。
笑点で使われ続けて古くなったことにより、役目を終えた座布団がお焚き上げされるという、笑点まつりの一大イベントとして紹介されていました。
その後、初代司会者の立川談志さんに、3代目司会の三波伸介さん。
当時はまだ大喜利メンバーだった、4代目司会者の三遊亭圓楽さんの貴重なスリーショットも。
おなじみの大喜利は、浅草寺境内の仮設舞台で行なわれていました。
ほかにも、笑点による意外な催し物として、メンバーが花魁姿で浅草の商店街をパレードする姿もありました。
先ほどの3人もその様子を実況していたらしく、花魁姿の歌丸さんが足のバランスを崩してよろめきそうになったときは、
三波「誰かひっくり返ったね」
談志「歌さんじゃない?」
圓楽「栄養失調でしょ」
談志「いいもの食っていない」
と、歌丸さんをけなしながら大笑いしていたのでした。
笑点まつりは、そうそうたるメンバーが集結しスケールの大きなものになったと話していた歌丸さん。
また、その当時まだ大喜利メンバーではなかった三遊亭小遊三さんは、当時フランスに留学していたという意外なエピソードも明かされたのでした。
このように、「笑点まつり」が日テレで残っていた最古の映像であったことはわかったけれど、できることならそれ以前のさらに古い映像も見てみたいもの。
そこで視聴者に向けて、「笑点の古い映像を探しています!」 ということで、立川談志さん、前田武彦さんが司会の大喜利の映像をお持ちでしたら笑点の公式ホームページよりご連絡くださいと呼びかけたのでした。
●50周年記念大喜利
50周年記念口上でごあいさつは済ませてありましたので、いつもの笑点メンバーのごあいさつは省略。
早速1問目からスタートしたのでした。
そこでこの項目では、単に第1問目~第3問目のお題を紹介するだけでは面白みに欠けますので、私ことテレビ好き厳選(?)として、
うまいと感じた答え → 【ウマコタ】
面白いと感じた答え → 【オモコタ】
といったように、うまいと感じた答えと面白かった答えをそれぞれ【ウマコタ】【オモコタ】と表現してご紹介してみることにしました。
では、1問目からまいりましょう
1問目
このたび、笑点がめでたく50周年を迎えました。
そこでみなさんに、「めで~たいな めでたいな」と、三河万歳よろしく鼓を打ちながら言ってほしい。
そして私(歌丸)が、「なんでそんなにめでたいの?」と伺うので、続けていただきたい。
【ウマコタ】 三遊亭円楽
円楽「めで~たいな めでたいな。
五輪エンブレム決まってめでたいな」
歌丸「なんでそんなにめでたいの?」
円楽「お粗末じゃなくって市松だ」
2問目 笑点50周年記念YES・NOクイズ
みなさんに、笑点にまつわる様々なクイズを出してほしい。
私が必ずYES・NOと札を上げて言うので、正解なら「ピンポーン」。
不正解なら「ブーッ」と言って答えを返していただきたい。
【オモコタ】 三遊亭好楽
好楽「円楽と歌丸師匠は仲が悪いと言っているが、それは大嘘である」
歌丸「YES」
好楽「ピンポーン。
円楽は誰とも仲が悪い」
【オモコタ】 春風亭昇太
昇太「木久蔵ラーメンを食べると腹痛を起こす」
歌丸「YES」
昇太「ブーッ。
まずくて喉を通らないので、腹痛は起こさない」
3問目には仲間由紀恵が登場!
私の薄型テレビの番組表でもあらかじめ予告されていたように、3問目は女優の仲間由紀恵さんが大喜利に登場!
番宣やPRなどは一切なく、笑点50年を祝福するためだけにかけつけたという仲間さんは、画面に向かって歌丸さんの右隣に座ると、
「昔から拝見していた舞台ですので、みなさんとこうやって一緒にいるなんてちょっと信じられなくて、うれしくって舞い上がってしまいます。
満50年本当におめでとうございます」
とあいさつをしたのでした。
3問目は、最近は女性の噺家も増えていることで、「○○師匠、弟子にしてください」と仲間さんが笑点メンバーに呼びかけ、それに対し笑点メンバーが返すという形で行なわれました。
【オモコタ】 三遊亭円楽
仲間「円楽師匠、弟子にしてください」
円楽「僕が教えれば、3ヵ月で好楽は超えます」
こうして3問目が終わり、時間がきたことで、歌丸さんが仲間さんに感想を求めると、仲間さんは、
「とても楽しく、見ているよりも、ここでみなさんの声を聞いているだけで楽しく過ごせました。
ありがとうございました」
と、笑点の舞台に上がり、間近で笑点メンバーによる大喜利を見られたことを、感慨深げにうれしそうに話していたのでした。
●50周年記念スペシャルの最後のごあいさつで笑点の司会を勇退することを観客に告げた歌丸
そして大喜利の最後に、歌丸さんから次のようなごあいさつがありました。
「といったところで、1時間にわたってお送りしました笑点50周年記念スペシャル。
お楽しみいただけましたでしょうか。
そして来週の笑点は、生放送でお送りしますので、ぜひご覧になっていただきたいと思います。
ここでちょっと皆様にお話がございます。
実は私(わたくし)桂歌丸は、来週の放送で最後の大喜利の司会を辞めさせていただきたいと思っております。
若い方々に譲らなければ長続きしないと思っておりますので。
50年間いろんなことがございました。
最後の大喜利、生放送を一生懸命務めさせていただきます。
よろしくどうぞお願いいたします」
それまで歌丸さんが勇退することは、昨年秋に降板を申し入れた日テレと、大喜利メンバーしか知りませんでした。
ですから、「来週の放送で最後の大喜利の司会を辞めさせていただきたいと思います」のところで、会場が「えぇ~!」と驚き、少しざわついたことは言うまでもありません。
最後に、
「といったところで、お時間が来たようです。
また来週お目にかかりましょう。
ありがとうございました」
と歌丸さんが言ったことで、1時間の笑点50周年記念スペシャルは観客の拍手とともに終了。
と思ったら、会場内から、
「まだやれるぞー!」
というある男性の声が。
それを聞いた歌丸さんは、即座に2問目のYES・NOクイズで使用した札を即座に取り出し、「NO」と言って、NOの札を上げておどけたことで、会場は拍手から笑いに包まれることに。
こうして、5月15日の笑点50周年記念スペシャルは終了したのでした
●5月22日は「笑点歌丸ラスト大喜利スペシャル」で90分拡大! 祝!50周年 日テレの人気番組におじゃまします!
前の項目で、歌丸さんのごあいさつの中にもあったように、5月22日の笑点は生放送。
「笑点歌丸ラスト大喜利スペシャル」で90分拡大!」と題して、90分間にわたって放送されることがわかりました!
そこで、5月15日の笑点50周年記念スペシャルの番組内でたびたび予告があったことでわかった、「 祝!50周年 笑点メンバーが日テレの人気番組におじゃまします!」と題して、笑点メンバーが日テレの人気番組におじゃまするというプロジェクトが始まっていたことが明らかに。
すでに5月15日からスタートしている、笑点メンバーが出演する日テレの人気番組は、5月22日の17時まで次のようになっていました。
5月15日(日)
「ザ!鉄腕!DASH!!」
林家たい平が出演。
「行列のできる法律相談所」
春風亭昇太が出演
5月16日(月)
「有吉ゼミ」
三遊亭小遊三が出演。
「しゃべくり007」
三遊亭好楽、林家木久扇、春風亭昇太、林家たい平が出演。
5月17日(火)
「火曜サプライズ」
林家木久扇、三遊亭円楽が出演。
5月18日(水)
「1億人の大質問!?笑ってコラえて!」
林家たい平が出演。
「世界一不器用な恋」
林家たい平が出演。
5月19日(木)
「あのニュースで得する人損する人」
三遊亭小遊三、林家木久扇、三遊亭円楽が出演。
「ぐるナイ」
桂歌丸、春風亭昇太が出演。
5月20日(金)
「超問!真実か?ウソか?」
三遊亭小遊三、春風亭昇太が出演。
5月21日(土)
「満点★青空レストラン」
林家木久扇親子が出演。
「お迎えデス」
三遊亭好楽が出演。
「嵐にしやがれ」
林家木久扇、三遊亭小遊三、三遊亭好楽、三遊亭円楽、春風亭昇太、林家たい平が出演。
5月22日(日)
「シューイチ」
桂歌丸が出演。
「チカラウタ」
三遊亭円楽が出演。
これ以外にも、日テレの朝の情報エンタテインメント番組「ZIP!」をはじめ、ワイドショーの「スッキリ!!」や、お昼の情報番組「ヒルナンデス!」。
夕方のニュース番組「every」にも笑点メンバーが出演の予定であるということでした。 (390)